2015年6月24日水曜日

6/18 ビブリオバトルレポート@信大工学部図書館

ビブリオバトル信州の村上です。
今月もつきいちビブリオバトルに参加したので、レポートをお届けします!

今回の発表者は私を含め4人、観戦のみの方が4人で合計8人での開催となりました。
この日は補講が入ってしまったため、いつも参加してくれている方が参加できないという事態に…。

しかし、無理なく参加するスタンスは大切です。勉強は優先事項ですからね!

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① 『となりのロボット』 西UKO

今回は私村上が一番目の発表です。
『となりのロボット』は私がビブリオバトルで初めて紹介するマンガとなりました。
このマンガにはチカちゃんとヒロちゃんという二人の女の子が登場します。
二人は相思相愛であり、しかもチカちゃんは人間、ヒロちゃんはロボットなのです!
このマンガのテーマの一つは、「好き」とはどういうことか、だと思います。
普通とはちょっと(だいぶ)違う恋をしているチカちゃんは「好き」について悩みます。
「ロボットの『好き』というのは、評価が高いとか、好反応が得られるとかそういうことでしょう?」
では、人間の「好き」はどういうものなのでしょうか、ロボットの「好き」とは何が違うのでしょう。
二人の恋のゆくえも合わせて、是非読んでもらいたい本の1冊です。


② 『ずらり 料理上手の台所 その2』 お勝手探検隊

続いては前回『LIFE あつまる。』を持って来てくださった横川さんによる発表。
みなさんは人のおうちに行ったとき、台所に入った、そして料理をしたという経験はあるでしょうか。
おそらく、よほど親しい間柄の人とでないと、台所を一緒に使うことは無いと思います。
ましてや、相手が料理上手な人であれば、台所に入ることすら気が引けてしまいます。
しかし、この本はそんな料理上手な人の台所を覗けてしまう本なのです!
料理上手な人とは料理家にとどまらず、エッセイストなどいろいろな人の台所が紹介されているとか。
台所の紹介以外にも、台所のテクニックやちょっとした食材の使い方なども掲載されており、
台所情報満載の1冊です。



③ 『陽炎ノ辻 居眠り磐音江戸双紙 1 』 佐伯泰英

続いては今回が初参加となる石川さんによる紹介。とある研究室からの刺客です。
おじいちゃん子だったという石川さんは、昔おじいさんと一緒に見ていたテレビなどから影響を受け、
水戸黄門やNHKの大河ドラマ、バガボンドなど時代劇作品が大好きだそうです。
そして今回紹介してくれたのが「居眠りシリーズ」の第1巻、時代劇小説です。
石川さんは、時代劇の良さとは弱きを助ける人情にあると語り、主人公の

「人は助け合ってこそ生きることができる」という姿勢が、自分の性格に影響したと言っていました。
まさに、石川さんの人生に根ざした1冊、という感じですよね!
このシリーズは過去にドラマ化されており、そちらもおすすめとのことでした。



④ 『当て字・当て読み 漢字表現辞典』 笹原宏之

ラストは、今回飛び入りで参加してくださった図書館職員の方による紹介です。
持ってきてくれた本は…なんと辞典! ビブリオバトルで初めて辞典を見ました!
一番有名な当て字といえば、「四露死苦(よろしく)」になるでしょうか。
この辞典はこのような当て字や当て読みを収録したものです…が、内容に偏りがあるんじゃないかとのこと。
例を挙げてみると、「国家錬金術師」と書いて「おれ」と読ませるものなど、マンガからの引用が多いかも!?
辞書で有名な三省堂の出版であったり、図書館では禁帯出扱いだったり謎が多い辞典でもあります。
工学部生の方は数式で頭がいっぱいになってしまったとき、この辞典を開いて一息入れてみましょう!


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以上4人による紹介で、見事チャンプ本に選ばれたのは…。














『となりのロボット』 西UKO でした!
私の紹介本が久々にチャンプ本に選んでもらえました。
チャンプ本に選ばれた時は、「この本をチャンプに出来て良かった…。」と嬉しくなりますね。

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今回のバトルは少し参加者が少なかったですが、盛り上がるバトルになりました。
そういえば、一つ新しい試みとして、「本のあしあとカード」なるものを作成してみました。
これはビブリオバトルで紹介された本のログとなるものです。
たくさんの本と出合えば出会うほど、このあしあとが道を作っていくという寸法です。
道になるには程遠いですが、それだけ多くの本と会えればいいです。


夏至が過ぎ、これから陽は短くなっていくばかりですが、明るい時間はまだまだ長いです。
たまには部屋を飛び出してみて、公園の木陰で読書をするのもいいかもしれませんね。
そんなアウトドアな読書のお供を、ビブリオバトルで探してみるのはどうでしょう?

以上、村上によるビブリオバトルレポートでした。


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