2013年8月10日土曜日

ブログ書評第11回「コンビニの買ってはいけない食品買ってもいい食品」

こんばんは。秋山です。
第11回目の書評となります。よろしくお願いします。
今回紹介する本は渡辺雄二著「コンビニの買ってはいけない食品買ってもいい食品」です。




私は普段の食事の多くはコンビニで調達しています。しかしコンビニ食はあまり健康にいいイメージがありません。最近夏バテ気味なのでコンビニ食の中でも健康によさそうな商品選びをしようと思い、この本を手に取りました。
この本は4章構成で、第一章は買ってはいけない食品、第二章と第三章は買っても良い食品、第四章では食品に関する知識について解説しています。
この本をオススメする理由は各商品の材料が食品原料、添加物、アレルギー物質が丁寧に記述されている点です。店頭ではじっくりみる機会がないので普段買っている商品に意外なものが入っていることが分かります。コンビニ食がどんなもので作られているかをまとめて知るにはいい本だと思います。私は添加物の欄に出てくる亜硝酸Naやベンゼンの単語をみて「高校時代化学の授業に似たような名前が出てきたなあ」と懐かしみながら読み進めていました。学校の授業は役に立たないとはいうけれど、少なくとも化学の知識は日々の生活の中でも役立てていけそうだ、とどうでもいいことを考えました。
本書の第一章から第三章は商品の材料構成を元に、買っていいかいけないかを解説しているのですが、説明につっこみどころが多く、あまり鵜呑みをしないほうがいいような内容になっています。コンビニストアから本書の買ってはいけないものを除いたら、ただのストアになってしまうような内容です。また解説に用いられる文章構成の種類が少なく、第三章ではネタ切れの様相を呈しています。しかしこの解説のスタイルはついつい読み進めてしまう謎の魅力があります。著者と読者との食に対する感性の違いからくる面白さがあります。
コンビニ食品選択の際の実用性という意味ではあまりオススメできませんが、自分が普段食べているものの知識を深める手掛かりとして、また読み物としておもしろいのでぜひ読んでみてください。

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