2015年4月23日木曜日

4/23 つきいちビブリオバトルレポート@信大工学部図書館

ビブリオバトル信州の村上です!
本日は信大の工学部図書館で行われた「つきいちビブリオバトル」に参加してきました。
今回はレポートの形で記事を書いていきたいと思います!(・∀・)

参加者は全員でなんと14名!たくさんの方が参加されていました。
発表者はビブリオバトル初参加の方も合わせ5名と、グループ学習室は大変賑わっていました。

私がつきいちビブリオバトルに参加するのは今回で4回目でしたが、
ここで開催されるバトルには図書館の司書さん、工学部の学生や先生など、
いつもいろんな方が参加されています。
松本とは違い参加者に幅があってとてもおもしろいです!

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発表のトップバッターは私が務めさせていただきました。
紹介した本は、奥村隆『反コミュニケーション』
4月は出会いの季節ですから、コミュニケーションに敏感になるだろうと思い持ってきました。
私たちがコミュニケーションに与えている役割を、様々な偉人の文献から説明していきます。
「妄想旅行記」という一風変わった形式で書かれており、おもしろいです。

二番手は工学部の学科で事務を務められている方。
紹介されたのは、森見登美彦『恋文の技法』
大学から海辺の実験所に飛ばされた主人公(本人いわく、島流し)が、
京都にいる様々な知人に手紙を送りまくる!
主人公は知人の恋愛相談に乗るけれど、自分の恋愛はイマイチというヘタレっぷりとか。
昨年信大で開催した全国大学ビブリオバトル2014の地区決戦でも紹介されていました。
相当な人気を誇っているようですね、読んでみたい!

三番手は工学部の4年生、今回が初参加とのことでした。
紹介されたのは、乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
お互いが恋愛未経験の大学生男女の物語。
恋愛小説…と思いきやミステリーの要素が加わり、最後の2行でぞわりとくるそうです。
ちょうど来月に映画が公開されるらしく、まさに今話題の1冊でした。
物語は男性目線で進むらしいのですが、作者も男性と知り驚きました。
くるみという可愛らしい名前なのでつい女性かと…。

四番手は工学部の3年生、つきいちビブリオバトルの中心的存在な方です!
紹介されたのは、佐藤淑子『イギリスのいい子日本のいい子-自己主張とがまんの教育学
イギリス人と日本人を、自己主張と自己抑制の2つの観点から比較教育学を用いて比べていく、
という内容らしいです。比較教育学という分野は初めて耳にしました。
両者ともに自己抑制は強く、自己主張に大きな違いが現れるそうです。
イギリス人は子どもも大人もきっぱり「NO」と言うらしいです。
自分がどんな文化の中で育って来たか実感できるとのことでした。

最後も工学部の3年生、しかしこちらの方はビブリオバトル初参加の方でした!
紹介されたのは、伊藤真『憲法問題』
安部政権になり憲法論議が盛んですが、そもそも「憲法」とは何なのか?
という、まさに原点から憲法のことを勉強できる1冊です。
憲法の改正前と改正後の条文を比べ、改正された文言にどのような問題があるのか、
というレベルの内容まで収録されているらしいです。

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以上5名によるバトルで、見事チャンプ本に選ばれたのは…。

















イギリスのいい子日本のいい子-自己主張とがまんの教育学でした!
紹介された5冊の中でも断トツの得票数でした、強い・・・!

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というわけで、今回もたくさんの本との出会いがありました。
紹介された本は比較教育学、憲法学、話題書に人気書と、これまた幅が広いです。
工学部の方たちからこれだけ色々なジャンルの本が紹介されるのは非常におもしろいです!

「つきいちビブリオバトル」は引き続き開催して下さるとのことでした!(*^-^)/ヤッタネ!
様々な人、本との出会いがあります。是非参加されてみてはいかがでしょうか!?

以上、村上によるつきいちビブリオバトルレポートでした。

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