2013年6月22日土曜日

ブログ書評第4回『直感力』

こんばんは。ビブリオバトル信州の秋山です。
第四回目の書評を書かせて頂きます。

今回紹介する本は羽生善治『直感力』(PHP新書)です。



私たちは日々生きていく中で多くの選択肢に直面し、決断を迫られます。
その決断を最終的に後押しするものが「直感力」です。

例えば今あなたはテストを受けているとします。残り時間が半分を切ったところで、全問題の内4分の1しか解けていないとします。このあとどうしますか。
とりあえず全問解こうとおおざっぱに解答する人もいれば、できそうな問題を探して確実に点数をあげようとする人もいるでしょう。予定通り解けなくて自棄になる人もいるかもしれません。このような色々なパターンの中からよりよい選択肢を選ぶセンスが「直感力」です。

直感力と聞くと、先天的なものでどうしようもないものと思われるかもしれません。しかし、直感力は鍛えることができます。大学受験で模試を受ける回数を重ねるごとに、「なんとなく」うまく解けるようになったはずです。この「なんとなく」がうまくなるのが直感力です。直感力は模試のように経験を積み重ねるごとにその力を増していきます。しかし、ただ経験を積み重ねるだけでは不十分です。この本には直感力を磨くのに必要な要素が書かれています。

ビブリオバトルは5分間という限られた時間の中で本を紹介します。残り1分になるとアラームが鳴るのですが、その時のバトラー(本の紹介者)の反応は様々です。その中で時間内にうまく話し終えられる人は直感力の高い人なのだと思います。ビブリオバトルで気持よくお気に入りの本を紹介できるように、『直感力』を読んで直感力を養ってみませんか。



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